BSV NFT MARKETPLACE
燦 光 洞
洞窟の奥で、宝石は静かに光を放つ。
OpenSeaでもBlurでもない。両者の死因を設計で潰した、
投機マーケットの皮を被った高頻度アセット決済インフラ。
THESIS
NFTバブルは秒間15件しか捌けないEthereumの上で起きた。つまりあの市場のボトルネックはスループットではなく、需要と実用性だった。
Aglarondは「OpenSeaの再発明」を狙わない。100万TPSが競争優位になるのは、取引1件あたりの価値が小さく、頻度が異常に高い資産——ゲーム内アイテム、チケット、マイクロロイヤリティ、ポイント。板とUIは人が集まる入口として持ちつつ、収益の土台はユーティリティ取引の薄い手数料×膨大な件数に置く。市況が死んでも取引フローが残る。
教訓から逆算
OpenSeaとBlurの死因を並べると、理想の条件は自動的に出てくる。
マーケット層で徴収する限り「徴収しない競合」に必ずアンダーカットされる。Blur戦争の根本原因。
→ OP_PUSH_TXコベナントでプロトコル強制
0%+トークン補助は自殺。高率は流出。低率でも「他に持っていけない理由」が要る。
→ 注文書ごとオンチェーン公開=板が公共財
Blurのビッドプールは本物の発明。だがエアドロ目当てのETHは報酬で出ていった。
→ 実預託ビッド(トークン補助なし)
OpenSeaもBlurも板はWeb2サーバー=検閲可能・停止可能・不透明だった。
→ PST注文をOP_RETURNで全文公開
仕組み
UTXOモデルはEVMの弱点をきれいに解く。所有=UTXOの保有、移転=そのUTXOの使用。setApprovalForAll という包括承認が要らない=フィッシングの攻撃面が構造的に小さい。
売り手はNFTの1sat UTXOを入力に「自分宛に価格X」を対にして SIGHASH_SINGLE|ANYONECANPAY で署名。この署名が注文書そのもの。エスクローも決済コントラクトも不要で、原子性はビットコインのtx検証が保証する。
取下げ=NFTの自己移転。入力UTXOが消え、注文は数学的に失効する。
注文はPST全文ごと OP_RETURN で公開。板が公共データになり、サーバーが消えても誰でも検証・約定できる。手数料サブセント・秒間100万件だからこそ成立する。
出品・取消し・ビッド、すべてトランザクションとして刻む。
固定鍵G・k=1で署名を構成しOP_CHECKSIGにかけると、使用txの中身をロックスクリプトから拘束できる。ロイヤリティを含まない使用txは弾かれる——どのマーケットで売っても。
署名数学は実ECDSAで証明済み。強制ロジックはGoリファレンス評価器でテスト済み。
買い手がコレクション単位の買取価格を公示し、保有者はいつでも即売り。Blurのビッドプールを、トークン報酬ではなく実残高で再現した健全版。
約定はアトミック決済。ロイヤリティ・手数料も同時分配。
秘密鍵をサーバーに渡さず、ウォレット内でPSTに部分署名。@bsv/sdkの署名がGo実装で検証されることをクロスライブラリで実証済み。
window.zhou.bsv.signInput() を追加。鍵はウォレットから出ない。
画像やゲームアセットのバイナリそのものをtxに載せる。「所有はオンチェーン、中身はIPFS」というEthereum NFTのねじれを解消。リンク切れしないNFT。
メタデータもMAPで同txに刻む。
実証(BSVテストネット)
設計は主張ではない。実チェーンで動いたトランザクションで示す。
c5fa6c7d…76a57af1… — 価格→売り手PST固定 / 2%ロイヤリティ / 手数料4148dfd4…bf49102d… — API経由のミント→出品→購入実secp256k1 ECDSAで検証(ロイヤリティ改竄は全て棄却)@bsv/sdk署名 → Go検証がクロスライブラリで一致信頼モデル(正直に)
「どのUTXOがどのNFTか」をチェーン自体は検証していない。ノードはビットコインのルール(署名・二重使用)しか見ておらず、「このsatoshiにこの画像が刻まれている」という解釈は外部のインデクサが行う。
実測で確認した:呂布カード(テストネット・149,910バイト)のスクリプトは先頭が 00 63=OP_FALSE OP_IF。画像14.9万バイトは「絶対に実行されない分岐」の中のデッドコードで、ノードが実際に評価するのは末尾のP2PKH(署名+二重使用)だけ。だからこそロイヤリティのようなルールを本当に強制するには、解釈をインデクサに委ねず、OP_PUSH_TXでビットコインの検証そのものに埋め込む必要がある。
TOKEN
秦
当面トークンは発行しない。プロトコル埋め込み手数料だけで回す設計が健全なため。将来の予約名が Qín(秦)——ゲーム横断の経済レイヤー。価値はペッグや準備金ではなく、実際のゲーム・マーケット活動の手数料フローの捕捉から来る。
全手数料の固定割合でQínを買い戻し焼却。Zhouトークンの稼働実績ある機構(三分割会計・±20%ジッターのMEV耐性buyback)を継承。実収益で賄うデフレで、新規発行ではない。
Qínをステークして手数料収益の按分を得る——発行ではなく利用から。ロックが流通供給を減らし価格を支える。減免・出品優先・ドロップ率・投票権も解放。Zhouが省いた層をあえて足す。
作成・強化・参加でQínを消費/ロック=基礎需要。新ゲームがAPI統合するたび手数料フローが増え、全保有者を支える。1残高で全タイトル横断。固定上限・インフレ発行なし。
「価格が絶対に下がらない」保証はしない(それは誠実でない)。設計できるのは構造——実活動の買い圧と、供給のロック・焼却。準備金ミラー方式は採らない。詳細はホワイトペーパー §10。